イベントレポート

2017.08.10

若手ビジネスパーソンが投資すべき意外な資産とは?
「自分年金」と「自分磨き」で理想の人生を掴み取れ!【マネーセミナーレポート】

「将来的には転職したい」「そろそろ結婚も考えないと……」そんな時、頭をよぎるのは収入のこと。人生設計をする上で切っても切り離せない「お金」について学ぶマネーセミナー「ビジネスパーソンが知っておきたいお金の話」が7月27日に開催された。

ファイナンシャル・プランナーとして豊富な経験を持つ株式会社Money&You代表取締役の頼藤太希氏をゲストに迎え、若い世代にこそ知ってほしい近年のマネー事情や、転職時に気を付けたいポイントについて解説した。

若手ビジネスパーソンが投資すべき意外な資産とは?「自分年金」と「自分磨き」で理想の人生を掴み取れ!【マネーセミナーレポート】

冒頭、頼藤氏は「人生100年時代のリスクに対する認識の浅さ」について警鐘を鳴らした。男性は80.5年、女性は86.83年という「長生きするリスク」が現実味を帯びている今、公的年金への不安や医療負担増、終身雇用の崩壊など、もはや国に頼るだけでは老後の安定は得られない。国が守ってくれたかつての日本とは異なり、受け取るお金よりも払うお金の方が多くなっていくという現状に対して、「老後に必要となるお金を『自分年金』として積み立てることと、これから先も働き続けるための『自分磨き』が大切」だと頼藤氏は語った。

60歳までに夫婦で最低4000万円の貯蓄が必須!
「自分年金」を効率的に増やして備えよう

仮にかつての常識に則って60歳でリタイアをするとして、一体どれくらいの貯蓄があればよいかご存じだろうか?退職金を考慮せずに計算すると、夫婦の場合は最低4000万円、シングルの場合は最低2400万円が必要だとされている。準備を始めるのであれば、早いにこしたことはないだろう。しかし、低金利の現代において、普通預金に頑張って貯めていく……とういう方法はいささか現実的ではない。そこで視野に入れたいのが、投資だ。

60歳までに夫婦で最低4000万円の貯蓄が必須!「自分年金」を効率的に増やして備えよう

「72の法則」というものがある。「72÷運用利率(%)=元手を2倍にするためにかかる年数」が算出できる法則なのだが、これを用いて普通預金と投資信託を比べるとどうなるだろうか。結果は画像の通り。利回り3%の投資信託を活用した場合は24年で元手を2倍にすることができるのに対し、金利0.001%の普通預金の場合は7万年経っても2倍にならない。賢く投資を行うことで、効率よくお金を増せるのだ。

その他、「個人年金保険」「個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)」といった手段もある。それぞれにメリット・デメリットがあるため、どれかひとつではなくバランス良く活用することが大切だ。特にイデコに関しては、掛け金が所得控除の対象になるため、節税しながら貯蓄ができる点からも注目度が高まっているという。巷ではイデコ専門のセミナーも多数開催されているため、ぜひチェックしていただきたい。

「自分磨き」はスキルUPのみにあらず!
「人」という資産への投資がキャリアを切り拓く

貯蓄の前に大切なのは、安定した収入を得るために「長く働き続けること」だろう。ロボット・AIという言葉を聞くようになって久しいが、10~20年以内に日本の職業の49%が失われると言われている。つまり、ロボット・AIに代替されないためにも「自分磨き」が必要不可欠なのだ。

「自分磨き」はスキルUPのみにあらず!「人」という資産への投資がキャリアを切り拓く

「自分磨き」というと、知識やスキルを身につけたり、資格を取得したりといった能力面を想像しがち。もちろんそれらも重要ではあるが、長期的なキャリア形成のために必要なのは、何も能力だけではない。自身の評判を高めたり、健康を維持したり、仕事をもらうための人脈や、一緒に働く仲間を見つけたり。こうした「無形資産」の構築にこそ、若いうちから投資すべきだという。

頼藤氏自身、外資系生保で6年間務めた後、2015年に株式会社Money&Youを創業している。前職時代の5年間で業務に必要なスキルを磨き、資格を取得。最後の1年間から退職後にかけて、人脈形成に取り組んだという。前職の退職金も、全て前述した「無形資産」に投資した。結果、仲間にも恵まれて順調な経営を実現していることからも、「無形資産」への投資という自分磨きがいかに大切であるかがうかがえる。

月末以外に退職するべからず!
転職前に押さえておきたい得する辞め時・損する辞め時

最後に、これから転職を考える方々へ向けて、転職前に確認すべきポイントを押さえておきたい。

■退職日
有給休暇を使い切れるように早くから調整が必要であること、ボーナス支給日まで在籍すること、などはすでに意識している方も多いかもしれない。しかし、それ以外にも注意点がある。例えば、退職日と再就職日の間が1日でも空く場合は、自身で社会保険制度に加入しなければならない。さらに、月末以外を退職日とした場合、その月は他の社会保障制度に加入する必要がある。だからこそ、有給休暇は上手く使いたいところだ。

■所得税
退職した年のうちに再就職する場合は良いのだが、そうでない場合には、源泉徴収票を持って翌年に自身で確定申告を行う必要がある。

■住民税
転職先が決まっていない場合、退職する月によって手続き方法が異なるので注意が必要。
1~5月退職:最後の給与や退職金などから残った税金を一括して支払
6~12月退職:一括または分割して自分で納付

セミナーの後半では、頼藤氏に加え、type転職エージェントのキャリアアドバイザーも含めた交流会が行われ、お金・転職について、参加者からの質問が飛び交った。頼藤氏も「今日学んだことの中に興味を持てることがあったなら、ぜひ行動に移してほしい」と参加者に伝えていたが、まさにその通り。理想のキャリアを築き、幸せな人生を送っていくためにも、今から考え、備えることが大切だ。特に、これからを担う若手のビジネスパーソンにとってはなおのことだろう。

書籍プレゼント

  • 登壇者の頼藤太希氏の著書『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』を抽選で10名様にプレゼントいたします。
    ご希望の方は、2017年8月31日(木)までに必要事項をご記入くださいませ。
    ※typeメンバーズパークにご登録の方が抽選対象となります

著書紹介

  • やってみたらこんなにおトク!税制優遇のおいしいいただき方

    やってみたらこんなにおトク!税制優遇のおいしいいただき方

    著者:頼藤 太希、高山 一恵
    出版社:きんざい
    定価:500円

  • 税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法

    税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法

    著者:頼藤 太希、高山 一恵
    出版社:河出書房新社
    定価:1,512円

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