1冊10分で読める本の要約

2017.07.28

「稼ぎ方」の教科書

なぜ彼らは、「新たな価値」を生み出すことができたのか?

20170728 summary

著者田原 総一朗

ページ数264ページ

出版社実務教育出版

定価1,620円(税込)

出版日2016年09月10日

Book Review

各分野で第一線をひた走る若き起業家に、ジャーナリストの巨匠、田原総一朗が独自の視点で切り込む対談集が登場した。読者の「そこをもっと詳しく聞きたい」というポイントを逃さず、細部にわたって掘り下げていく模様は読者の期待を裏切らない。
本書は必ずしも「いかに稼ぐか」というテーマのみにフォーカスしているわけではなく、「新しい価値」を生み出してきた先駆者たちの生き方や、挑戦へと駆り立てる原動力を解き明かしていく内容となっている。登場する若き起業家8人は、出自や活動のフィールドがてんでバラバラであるものの、全員に共通する点が3つあるように思われた。
1つ目は「失敗を恐れず、とにかくやってみる」こと。2つ目は「自分の中にある『やりたい』という気持ちに正直に行動する」こと。そして3つ目が「ものごとを見る目が卓越している」ことである。1つ目と2つ目に関して言えば、この8人はさまざまな失敗を積み重ねた上で確固たる実績を築いている。何度失敗しようとも、自分の気持ちに素直に従って果敢に挑戦を続ける。その姿勢が、常人と彼らを分かつ一番の違いだといえる。
こうした姿勢を持つ人にさらに備わると無敵さを増すのが3つ目の力だ。ここで言う「ものごと」とは、時代の潮目や相手の出方、市場の動向などを指す。本書に登場する8人は、機を敏感に察知し、一緒に事業を進めていく仲間とうまくつながっている。時代を切り拓く勇気を得たい方にぜひともお読みいただきたい一冊だ。

要約本文

面白法人カヤック代表取締役CEO 柳澤 大輔氏

言葉が会社の風土や社員の意識をつくる

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柳澤 大輔(やなさわ だいすけ)氏は大学時代の友人2人とともにカヤックを立ち上げた。大学在学時から起業の約束をしていたというが、実際に起業したのは、大学卒業後数年が経ってからだ。三者三様の道に進んで、そこで得た経験を持ち寄る方が面白いものをつくれると思ったからだという。
カヤックの「面白法人」という言葉の狙いは何か。柳澤氏によると、言葉は会社の風土や社員の意識をつくるため、社員一人ひとりが面白法人という名称に応えていこうとするのではないかという期待が込められているという。また、カヤックでは、会社が大事にしたい風土を醸成していくために、代表取締役の1人がCBO(Chief Branding Officer)という役職を担っている。社内コミュニケーションを盛り上げて、チームワークを良くするという仕事である。こうした点からも、カヤックがいかに面白い組織をつくることに力を入れているかがわかるだろう。

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