1冊10分で読める本の要約

2017.04.07

「自分」「精神」「社会」を見直して折れない心を作る21のトレーニング

20170407 summary

著者Dr.ゼラーナ・モントミニー 著/森嶋 マリ 訳

ページ数264ページ

出版社ハーパーコリンズ・ジャパン

定価1,404円(税込)

出版日2016年08月24日

Book Review

近年、「レジリエンス」という言葉が注目されている。日本語では「折れない心」や「逆境力」などと訳され、目まぐるしく変化する現代社会では、これまで以上にこうした要素が大きな意味を持っている。生きるうえで不可欠な強さや障害を乗り越えるためにチャレンジして教訓を得る能力は重要である。しかし、この強さや能力を獲得する方法については、これまであまり語られてこなかった。
「レジリエンス」を持ち続けることができれば、つらい気持ち、苦しい気持ちを少しでもやわらげることができるかもしれない。折れない心をつくるにはどうしたらよいのだろうかと真剣に考えるのは、現実に困難に直面したり、苦境に立たされたりしたその時なのではないだろうか。しかし困難を乗り越える心をもつためには、日頃の過ごし方や毎日の自分や周囲の人との向き合い方が重要になる。本書では、それを「自分」「精神」「社会」という3つの観点から、合計21の方法として、今日からできるトレーニング法とともに紹介している。
ひとつひとつ見ていくと、断片的には考えたり意識したりしたことがある項目のようにも思える。しかしそれらを体系的に、ステップを踏んで身につけられるようにまとめられているのが本書の特長である。考え方や行動を変えることで「折れない心」を身につけ、困難に適切に対処することができるようになれば、人生はよりポジティブに、有意義なものになるだろう。
自分を変えたいけれども何から始めていいかわからないという人に、お薦めの一冊だ。

要約本文

幸せのカギは、「折れない心」

「折れない心」はトレーニングで身につけられる

人は幸せを求めるが、うまくいかないケースも多い。それは「幸せだけ」を追求しているからである。一生の幸福を掴むには、幸せでないときがあって当然である。むしろ幸せでないときがあるからこそ、末永い幸福が手に入るのだ。
何か問題や障害が現れたときにあきらめずに耐え、出口が見えるまで粘り強く立ち向かえる「折れない心」をもち、経験した困難を次への糧にできるかどうかが重要である。
本書は「折れない心」を身につけるのに必要な21のポイントを、三週間にわたって1日1ポイントずつ継続してトレーニングするためのトレーニング・マニュアルである。何かを学ぶときには、反復練習がカギとなる。「折れない心」を手に入れるためには、本書のトレーニングが生活の一部になるように意識して、コツコツと積み重ねることが必要である。
「折れない心」があれば苦しみから学べる。つらい経験やストレスからは逃れようがないが、「折れない心」によって苦しみはやわらいで、ストレスに対応することができるのだ。

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著者紹介

  • Dr.ゼラーナ・モントミニー

    心理学博士。ポジティブ心理学、ヘルスケア・ウェルネスの専門家として≪グッドモーニング・アメリカ≫≪トゥデイ≫といった全米ネットワークTV局の人気情報番組で活躍。コーネル大学で栄養学を専攻したのち、臨床心理学で博士号を取得。全米心理学会メンバーで、応用ポジティブ心理学の研究機関コンサルタントを務める。夫と二人の子供とともにロサンジェルス在住。

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