コラム

2017.06.27

コミュニケーション力が瞬時に上がるノウハウを『まんがでわかる 超一流の雑談力』からちょい出し!

仕事も人間関係も、すべてはコミュニケーションから始まる。
そのことは、多くの人に知られていることでしょう。けれど、どのようなコミュニケーションは良く、あるいは悪いのか。どうすればコミュニケーション力を高められるのか。それらをきちんと理解できている人は実は少ないかもしれません。

元々コミュニケーションが得意な人はいるでしょうが、そうでなくてもコミュニケーションの「ノウハウ」を学ぶことはできます。
2015年に発売されて累計50万部を突破したベストセラー『超一流の雑談力』は、まさにそういった点でおすすめの一冊です。

『超一流の雑談力』はただの雑談のハウツー本ではない

『超一流の雑談力』と書いているので、てっきり「雑談のスキルを上げる」本かと思いきや、読んでみるとこの本は「コミュニケーションのノウハウ」を記した本であることが分かります。

もちろん、「どうしたら雑談から仕事の成果を生み出せるのか?」がメインに書かれているのですが、雑談の方法にとどまらず、第一印象の変え方や、相手を引き込む会話術、さらにはコミュニケーション・タイプ別の戦略まで。分かりやすく記されているので、50万部も売れるベストセラーになったのも納得です。

220ページ程度の比較的コンパクトな一冊ですので、そちらでも十分読みやすいですが、2016年末には、さらに「まんが版」も作られています。原作のエッセンスを抽出してさらに読みやすくなった『まんがでわかる 超一流の雑談力』から今回、その内容を一部ご紹介します。

コミュニケーション力が瞬時に上がるノウハウを『まんがでわかる 超一流の雑談力』からちょい出し!

声の第一印象は性格のイメージをつくる

お客さまに価値のある提案を誠実にしているのに、なぜか断られてしまう。クレーム客に真摯に対応しているのに、クレームがエスカレートするばかり。本心から相手にほめ言葉をかけているのに、どうせお世辞でしょと思われてしまう……そんな経験はありませんか?

それはもしかすると、あなたの「声や話し方」がその原因を作っているかもしれません。会話の内容や表情・見た目には気を使っているかもしれませんが、声まで気を配っているでしょうか。

人は見た目が9割、などと言いますが、心理学者のアルバート・メラビアンが行った実験によると、人が信頼する情報は55%が「視覚:ボディランゲージや見た目」、38%が「聴覚:声のトーンや口調」、7%が「言語:メッセージの内容」だといいます。すなわち、4割近くも「声」の印象が占めているのです。

声の第一印象は性格のイメージをつくる

『まんがでわかる 超一流の雑談力』の主人公・山本麻美も、業務の遂行能力は高い女の子。彼女は郵便局の窓口係という「接客」の仕事についているのですが、遂行能力は高いものの、愛想を振りまいたり、声音を変えて接客するのが苦手です。しかしそのことで、お客さんの機嫌を損なってしまったり、せっかくの提案を断られてしまっています。

あるとき麻美は、第一印象で損をしていると知人に指摘されたことで初めて自覚し、意識して直そうとします。そこで自覚させた人のアドバイスは次のようなものでした。

「声の印象がよくない人は、よく”ド”か”レ”の低さで、地声のまま話していることが多いみたいですよ」「では試しに思い切って、”ファ”か”ソ”の高さを意識して声を出してみてください」

接客のときの声の音程を変えてみる。分かりやすく具体的なそのアドバイスを実践することで、麻美の窓口業務の印象は変わり、スムーズに流れることが増えていくのです。

自分のコミュニケーション・タイプを意識する

第一印象をはじめ、良い印象を与える方法を学んだとしても、ついつい「自分にはムリ……」と思ってしまいませんか?方法論は学んだ上で、自分なりの表現の仕方をすることが、日常生活のなかでムリなく実践するためには大切です。

ではどうすれば「自分なり」の表現の仕方ができるようになるのでしょうか。それにはまず、「自分を知ること」がポイントです。

本書によると、コミュニケーションの傾向を分析すると、人間は大きく5つのタイプに分けることができるといいます。「ボス」タイプ、「いい人」タイプ、「分析家」タイプ、「ネアカ」タイプ、「控え目」タイプ。

自分のタイプを知ることで、表現したいキャラクターや言葉が分かり、ムリのない形で自分を表現して、いい印象を与えることができるのです。さらに応用するとしたら、相手のコミュニケーション・タイプを推測・把握することで、より良い印象を与える表現もできるようになることでしょう。

自分のコミュニケーション・タイプを意識する

印象を変える方法を学んだ麻美ですが、プライベートで突然参加することになったカルチャー教室で、初対面の人と上手く交流することができません。交流しよう、という意欲はあるのですが、どうも、空回りしてしまうのです。

その姿を見ていた知人が麻美にするアドバイスが、「無理のない自分」で人と接する方法がある、ということ。それが、まずコミュニケーション・タイプを知ることでした。さらにその知人は続けます。

「誰かの真似をする必要はないんです」「どんなタイプにだって長所はありますよ。 自分自身を素直に出すコツがわかれば、山本(麻美)さんの魅力が自然と人を惹きつけるようになると思います」

ちなみに、本書『まんがでわかる 超一流の雑談力』では、この5つのコミュニケーション・タイプについて、1タイプ1ページを割いて(合計5ページも!)それぞれの強みと弱み、自分がそのタイプだった場合にどう振る舞えばよいか、相手がそのタイプだった場合にどう接すればよいか、を記しています。それを見るだけでも自分のタイプを知ることができるでしょう。

ひとりでに会話が広がる聞き方をする

雑談の目的は「話す」ことだけではありません。相手の関心事を理解するために、その人の周辺情報を聞き出すことも雑談の目的の一つ。雑談だからといって、「自分が話さなければ」と思う必要はないのです。相手の「話したい」と思う気持ちをうまくつくことも上手な雑談力であると言えるでしょう。

例えば、相手が振ってくれた話題を広げようとして、自分の知識や経験などの新たな情報を付け加えて盛り上げようとする人はいませんか。ムリにそうする必要性はありませんし、むしろ、相手が気持ちよく自分の話ができなくてフラストレーションを感じてしまう場合もあります。

相手の「話したい」気持ちを発散させる「聞き方」には、いくつかテクニックがあります。例えば「オウム返し」は単純な方法ながら強力です。「猫を飼うために新しいマンションに引っ越したんですよ」と相手が言ってきたとして、「えっ? 猫ですか?」と返すだけで、どんな猫を飼うことにしたのか? どれだけ猫がかわいいのか? といった話題へと転じることができます。

ひとりでに会話が広がる聞き方をする

麻美もこの聞き方のテクニックを実践することで、上手な雑談ができるようになります。ただ、仕事上で雑談を使うのであれば、ただ雑談で終わってしまうのではなくそこで聞き出した情報や築き上げた関係性をどう使うのかがポイントです。

先輩からアドバイスを受けた麻美が心掛けたのは、「私はこの人を好きだ、尊敬していると思うようにすること」、「先に好意を態度で示すこと」、「相手をメンター(先生役)と見立てて喜びを伝えること」でした。

気難し屋の上司に対しても、自ら明るく話し掛け、「局長、(趣味の)その焼き物はどういうお品なんですか?」と教えを乞う話題を振ることで、麻美は上司との距離を縮めていきます。

すると、普段冷たく当たられていた上司の態度が少し変わったのです。そう、好意には「返報性」という性質があり、好意を示した相手に対して、人間は好意を持つ習慣があります。

「相手の話をしっかり(興味をもって)聞く」ということは、1円も掛けずに好意を態度で示せる非常に有効な手段です。一度と言わず、折々に好意を示し続けることで、自然に、相手からの好意も引き出せる。これが雑談の威力なのです。

『超一流の雑談力』に記されるさまざまなTIPS

まんがでわかる 超一流の雑談力

まんがでわかる 超一流の雑談力

著者:前山 三都里 まんが/安田 正 監修
出版社:宝島社
定価:1,080円

ここまで記したTIPSは、『まんがでわかる 超一流の雑談力』のほんの一部。大きくは7つの章に分けて、実践的な分かりやすいTIPSが、まんがと共に語られています。原作『超一流の雑談力』には、それ以上にノウハウが詰まっていますので、まんがを読んでさらに学びたいと思った方はぜひ原作も読んでみてくださいね。

文/honto編集部

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    著者:前山 三都里 まんが/安田 正 監修
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